東京医科歯科大学を受験して
東京医科歯科大学は東京メトロ御茶ノ水駅を出て目の前にあり、素晴らしい立地を持ち
隣駅には東大もあることから東大出身の医学部編入試験受験者はまず第一志望にします。
日本一の国立医療系総合大学として付属病院も医師の研修先としての人気も高いです。
学内には難治疾患研究所などの研究施設もあり、臨床のみならず基礎の分野でも活躍できる人材を育成する環境があると言えます。
カリキュラムは国際性を重視したプログラムも多く含まれており、卒業後は世界を見据えた活躍が期待されます。
こうしたことから合格の難易度としてはかなり高く、しかもなにが重要なファクターになっているかよくわかりません。
・志望動機の一貫性
・筆記試験の結果
・推薦者
・性別や体格
・これまでの実績(研究やスポーツ、その他)
・面接での雰囲気
etc...
全てが判断基準でありますが、医学部編入試験の目的としては将来、医学の領域において指導的な立場に立てる人材を見つけること。であるので医学部に入り、医師免許を取りたい動機が理解できるものでなければまず合格はしないでしょう。さらに、指導的な立場になれることが期待できるような経験や人柄であることも必要です。推薦書をきちんと頂けるような人間なのか、筆記試験に向けて準備しきちんと点数が取れるのか。
面接官と対峙し、独特の緊張感の中でまともに話ができるのか。グループディスカッションにおいてグループとして最良の結果が導けるように自分の役割を認識し、貢献することができるか。こういったことが重要なのではないかと思いながら受験しました。
まとめてどんな人が受かるかというと(私の予想)
医学部編入試験を受けるまでの自分の人生ストーリーをスラスラ話せて、面接官の教授の先生方と食事を摂っているようにリラックスして面接でトークができ、他の受験生とのディスカッションではなんとなく自分の持って行きたい方向に話をコントロールしながら他の方の意見で飾り付けができる人。
これをするためにはまず、なぜ受験しようと思ったかのストーリーを必ず実体験、心情も入れながら作っていかなければなりません。(作ると言っているのは偽造ではなく思い出して改めて話としてまとめるためです。)自分で作ったストーリーを改めて読み、ん?となるようなところがないか確認し、自分で突っ込んでみることを繰り返す。
ディスカッションをコントロールするためには予め医療系のホットなトピックに関して調べておく必要がある。
最近ならば
これらの事柄についての一般的な解決策としていわれていること(研究者や医師が言っていて確かにねと思えること)を調べる。
これらのトピックについて自分の専門分野ならではの意見がないか考えておく。
こうしておくとディスカッションでの初速が違うので他の人がこれらを思いついている間にさらに先に行けるし、他の人をここらへ誘導することもできる。
行きつくべき先が決まっていると話がずれた時に違和感を覚えることができる。
残り時間や話せていない人がいないかなど他のことを気にする余裕もできる。
あと大事なことは自分について考えてみること、どんな人間で人からどう見られいるか
どういう点が医師に向いていて、どこが医師に向いてないかまたその解決策
視点を様々にして観察してみると役にたつと思う
ちなみにどうでもよくてしなくてもいいことは
数字を覚えること、自分に関して見栄を張ること、志望動機の構成要素に嘘を入れること(例えば、やってもないボランティアをいう) 完全に嘘だとバレるのでそんなリスキーなことはする必要がない。
それよりも重要なことは現状の詳細な把握と根拠のある未来である。